2005年08月05日

大林宣彦「青春デンデケデケデケ」

一連の大阪芸大ムーブメントを支えたひとり、山下敦弘の新作「リンダ リンダ リンダ」がいよいよ公開だ。ペ・ドゥナのブルーハーツ、すごく期待している。

音楽、とくにバンドをテーマにした邦画でまず浮かぶ傑作は、やはり大林宣彦「青春デンデケデケデケ」だろう。ベンチャーズに憧れた少年が、クラスメイトを誘ってバンドを組む青春映画。

バンドのメンバー達がなんとも個性的だ。松坂大輔に似ている林泰文、当時からオーラ出まくりだった浅野忠信の二人がギター。ベースは、今やVシネ役者の大森嘉之。(今作における大森の演技はかなり完成されており、この年の映画賞を総なめにしている)ドラムスは、「踊る大走査線」にも出たらしいのだが、どこにでてたのかわからないような「存在感のなさ」がウリの永堀剛敏。4人の高校入学から卒業までの成長が描かれていく。

高校最後の文化祭で、彼らがベンチャーズをかき鳴らすシーンがあるのだが、音楽に少しでも関心のある方は気をつけた方が良いかもしれない。むしょうにバンドを組みたくなってしまうから。ほこりまみれのギターを再び手に取りたくなるのは必至である。岸辺一徳、佐野史郎、尾美としのりなど、脇を固める役者たちの存在も欠かせない。観音寺の美しい風景を背に、主人公達がチャリを走らせるところなど、ストライクに青春を感じる。

青春時代にバンドを組んでいた人も、組みたくても組めなかった人も、組もうともしなかった人も、あの文化祭での4人の輝きを目にすれば、それぞれになにかしら、戦慄に近いグルーヴを感じられるのではないだろうか。必見!


posted by ワイ氏 at 13:10| Comment(0) | TrackBack(1) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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青春デンデケデケデケ
Excerpt: 主演林泰文、大森嘉之、浅野忠信、永掘剛敏、佐藤真一郎、柴山智加 監督大林宣彦 脚本石森史郎 製作1992年、日本 エレキに燃えた青春 地方都市を舞台に、ロックバンドを結成した高校生たちの..
Weblog: a story
Tracked: 2005-08-29 22:23
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